書籍紹介

書籍名 社会問題の変容
著者 真田是
判型 四六判
頁数 242頁
発行年月 1992年5月
定価 2,530円(税込)
ISBN ISBN4-589-01652-4
本の説明 貧困・労働問題に代表される社会問題は軽減・改善されたのか。労働と生活にあらわれる人権に関わる諸問題を対象に、その様相の変化と拡大を具体的なデータに基づいて検証し、何がどう変わったのか、現局面とそのゆくえをさぐる。

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目次 はじめに
T 社会問題の現局面
 1 社会問題の変貌
 2 日本社会問題史のなかで
 3 戦後改革と社会問題
     戦後改革の社会問題史的意味/社会問題の中身にみる特徴/
     社会問題の「解放」/政策的・管理的社会問題
 4 高度経済成長と社会問題
     高度経済成長とは何か/社会問題の中身にみる特徴/
     機能合理性の社会問題/格差の新しい展開
 5 一九七〇年代以降
     一九七〇年代の意味/臨調「行革」/社会問題の動向
 6 社会問題の現局面の特徴づけ
     半封建的なものの払拭/寄生性・腐朽性/日本的特殊性の再編/
     二一世紀に向けて
U 何がどう変わったか―伝統的社会問題のゆくえ
 1 労働問題
  1 「戦後は終わった」
  2 技術革新・「合理化」
      規模別格差の動向/労働者下層/労働者の内部構成の変化/
      労働問題の新しい様相
  3 労働者支配の新局面
      特徴/労働問題認識との関わり
  おわりに
 2 貧困問題
  1 経済大国日本のパフォーマンス
  2 高度成長期と以後の貧困層
      被保護層/収入・消費水準の格差の動向/勤労諸階級と貧困層
  3 新しい貧困
  4 貧困問題における変化
 3 部落問題
  1 社会問題としての特異性
  2 差別の社会問題
  3 戦後部落問題の変化
  4 部落問題を変化させてきたもの
  5 部落問題の変化の意味
V 新しい波
 1 生活問題
  1 生活問題というとらえ方
  2 生活問題への視点と限定
  3 生活構造と現代の生活問題
      家計構造にみる生活問題/生活時間にみる生活問題
  4 生活構造の生活問題のまとめ
  5 生活様式と現代の生活問題
      戦後の生活様式の変容/生活の社会化と生活問題/
      現代日本の生活様式の特殊性と生活問題
  6 現代の生活問題が意味していること―むすびにかえて
 2 社会病理
  1 社会病理といわれるもの
  2 社会病理現象の戦後の軌跡
  3 現代の労働・生活と社会病理
  4 現代の家族・地域と社会病理
  5 政治・経済・文化の頽廃
  6 現代の社会病理が意味していること―むすびにかえて
 

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